こんばんは。
アロマブレンドデザイナーの青山美月です。
今日は《天然の香りがもたらすもの》
嗅覚、香り、脳の深いつながりを身近に感じていただけたらなぁと思います。
たくさんのSNSなどを通して目や耳から入ってくる情報が溢れている毎日。
改めて見直したいのが嗅覚からアプローチする〝香り〟のもたらすチカラです。
意識することが少なくなりがちな〝香り〟ですが、なんと一瞬にして脳を活性化させるパワーがあるんです。
目と耳からの情報が多過ぎる生活は、脳の〝大脳新皮質〟という知性や理性に関わる部分だけが常に稼働した状態に。。
それが続くと、感情などにアプローチする感覚が低下して脳の活動のバランスが悪くなってしまいます。
身体的な疲労だけではなく、イライラやストレスなど精神的な疲れ〝デジタルライフ疲労〟を感じるようになります。
最近ではアーシングやデジタルデトックスという、デジタルなものから少し距離を置くということも度々耳にしたり実践している方も多いと思いますが、
じつは脳をバランス良く働かせるために必要な感覚は〝嗅覚〟を上手につかうことなんです。
《一瞬で脳や心身を元気にすることができる〝嗅覚〟を研ぎ澄ますこと》
嗅覚は五感の中でも最も古くから存在する原始的な感覚器だそうです。
食べ物が腐っていないか、それを食べてしまって危ない目にあわない為に匂いで判断したりしますよね。
視覚や聴覚からの情報は、大脳新皮質という理性を司るところを経由して伝わるのに比べて、
嗅覚は本能的な行動や感情、直感に関わる大脳辺縁系というところにダイレクトに届きます。
なので香りを嗅ぐと、何の香りかを判断する前に感情が動いたり記憶がスッと浮かんできたりするようです。
そして、香りの情報は脳の視床下部という自律神経系、ホルモン系、免疫系などに影響を与えるところにつながって心身のバランスを整えてくれます。
香りの刺激が伝えられる脳の場所と、感情を司る場所が近いことから、香りは人の気分にも影響することもわかっています。
気づいていなくても、香りがいつの間にか心や身体に作用していることもあるかもしれません。
《香りは一瞬で脳を活性化して、感情をリセットすることができる》
香りを嗅ぐことで、大脳新皮質(理性)と大脳辺縁系(感情)の活動のバランスがよくなって、脳の情報のやりとりがスムーズになります。
香りでリフレッシュするとやる気が出て勉強や仕事がはかどったり記憶力アップなどが期待できます。
最近では、香りによる脳への刺激が認知症予防や免疫力を高めることも分かってきていて、介護施設などでも香りが使われることも多くなっています。
《香りを意識的にとりこむ》
香りは手軽に、こまめに香って楽しんでいくことがポイントです。
日本では元々、香水文化ではないということもあり強い香りを好まないという人も多いと思います。
会社のデスクや、お子さんがいても楽しめる天然のアロマは、消臭や殺菌作用などたくさんの効果が成分に含まれているところもオススメです。
天然のアロマである精油は、たくさんの芳香成分の複合体で、植物によって成分の種類やその割合は変わります。
ご自身の、本能的に〝良い香り〟と感じた香りをいくつか持っておいて、
・朝起きた時
・家を出る時
・仕事中や勉強中
・疲れたとき
・眠る前
…など毎日の生活の一部として香りのチカラを味方にしてみてください♪